コラム
珪藻土と混同されているのに、効果は5倍!?の塗り壁材

今回は、漆喰と珪藻土の違いやそれぞれの特徴をわかりやすくお伝えいたします!
まず、漆喰と珪藻土の違いは「自ら固まるか、固まらないか」なのです
その訳は、主原料の違いです。
漆喰は消石灰(水酸化カルシウム)を主原料としています。
消石灰は石灰岩を1000℃以上の高温で熱した後に冷ましてつくられたものです。
その消石灰に水・のり・繊維を加えた塗り壁材が漆喰です。
消石灰は、空気中の二酸化炭素を吸収し続け、石灰石(炭酸カルシウム)に戻ります。
消石灰は短期間に固まるのではなく、100年を超える長い時間をかけて徐々に自ら固まり、石灰石に戻ってていきます
一方、珪藻土は文珪藻の殻の化石を原料にして作られた素材です。珪藻の堆積している土を原料とし漆喰と同じく、1000℃以上の熱を加えることで不純物を除去して、純度を高めます。
そこに固化材と言われる材料を、壁からはがれないように固めるために混ぜます。漆喰のように自ら固まることが出来ないので、固める材料が必要となるのが珪藻土です。
両者を比較すると、
漆喰の方が強度に優れています。また、水にも強い漆喰は水回りや外壁にも使用することが出来ます。
一方珪藻土は、水に弱いため、基本的に内壁にしか使用できません。リビングなどの内壁剤として使用する分には問題ない素材として認識されています。
珪藻土を利用するメリットは?
そんな疑問があるかと思います。
珪藻土の特に注目したいのが調湿性の高さです。珪藻土は壁が呼吸すると言われるほど、部屋の湿度を適度に調節してくれます。
年間を通じてジメジメしたり、からからになったりすることもなく、快適に過ごすことが出来る壁材です。
漆喰より優れた調湿性能を持っている珪藻土はもともと湿度の高い環境や、漆喰の調湿効果以上を求めるお部屋(ランドリールームなど)に使用するべき壁材と言えるでしょう。
では、漆喰を使用するメリットはなんなのでしょうか
ずばり、機能性の高さになります。
漆喰は強アルカリ性の性質を持ちます。アルカリ性のもので壁を作ると、臭いの元となるカビや細菌の繁殖を抑えてくれます。
友人の家行ったときに匂いが気になったことありませんか?これは生活臭と呼ばれるもので、どこの家にもあるものです。漆喰壁ならこの生活臭の対策ができます。特にお家の中でペットを飼っている方にはお勧めです。
また、漆喰にはホルムアルデヒドなどの揮発性の有害物質を吸着・分解する働きがあります。シックハウス症候群という言葉を聞いたことはありませんか?
シックハウス症候群とは、ホルムアルデヒドなどの有害物質を体内に取り込むことで発症するアレルギーの一種です。この有害物質を吸着・分解してくれるため抵抗力の強くないお子様や、ペットを飼っている人、ご高齢の方にお勧めです!
消石灰は、空気中の二酸化炭素を吸収し続け、ゆっくりと時間をかけて石灰石(炭酸カルシウム)に戻ります。その時間はおおよそ100年。
この長い間お住まいの壁として使い続けることのできる堅牢性・耐久性の高さも漆喰の魅力の一つです。
漆喰は長い目で見ると安い買い物といえます。これはビニールクロスと比較して、張替えの必要性がない点からです。
そして燃えない素材として古くはお城や蔵の壁に使用され、現代の住宅に今もなお使用され続けている魅力的な壁材でもあります。建築基準法でも不燃材料として認められています
まとめ
漆喰と珪藻土の原料が違う事はご理解いただけたと思います。
漆喰と珪藻土を比較すると、調湿性は両方にあるが、珪藻土の方が優れている。漆喰はその他に、「消臭性」「防カビ・抗菌性」「丈夫な壁としての「堅牢性(強度)」も持ち合わせています。総合的に見て漆喰を選ばれる方が多い点はこのポイントにあります!
より快適な家づくりのためにも、家を建てる環境や目的に合わせ、最適な方を選択をされてください!