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コンクリートは自然素材?

家づくりを考えられる際、沢山の選択肢から自分の理想にあったものを選びたいですよね

今回は、素材選びの選択肢である「自然素材」の考え方についてお話しようと思います!

「自然素材」というとどういうものを想像されますか? 
自然に有るものを想像しますか?
体に安全なものをいいますか?

逆に「化学物質」というとどういうものを想像されますか? 
人工のものをいいますか?
それとも体に良くないものをいいますか?

結論から申しますと、自然素材と化学物質の線引きは曖昧なんです。
それぞれ解説していきます

●自然素材
自然素材を人の手を介さずに自然にあるものをそのまま使用するものと定義すると、
建築に使用する自然素材のほとんどは人の手によって加工されているものばかりでこれに当てはまらなくなってしまいます。

例えば、
無垢のフローリングでも山から木を切って、中にはその後防虫処理(農薬の塗布など)をしているものもあります。


( 無垢の木材を使用した部屋)

自然素材で体に優しいと言われている漆喰の製造過程では
石灰岩を切り出し、高温で焼成し、細かくしたものに水を加えて乾燥させた後、各メーカーによって色々な添加物を入れられる場合があります

別の角度から考えてみると、石油もコンクリートも自然の中から生まれたものです。
石油は大昔、動植物が堆積してできたもので、コンクリートは漆喰と同様石灰岩に粘土、珪石、酸化鉄、石膏を加えてできています。
こう考えると化学物質も元はといえば、全て自然のものからできているということになります。


(コンクリートで作られた基礎)

●化学物質
化学物質とは化学式で表現できるものなので、この世の中に存在するものは全て化学式で表現できます。
空気や水などの自然素材も化学式で成り立っていますので、化学物質だから体に悪いという考え方は当てはまりません。

化学物質と言うと体に害があるイメージは大きいですが、工業製品を例に見ますと、
プラスチックといわれるものの中に「ポリエステル」がありますが、これは燃えても水と二酸化炭素にしかならないものです。
これに対し、塩化ビニールやウレタンなど燃えると体に害があるものや化学接着剤や塗料など揮発すると害があるものがあります。

自然素材でも毒のあるものとして、食べると毒や揮発すると毒なもの、鎮痛剤、漢方薬、麻薬というものもあります。
つまり、一概に自然素材だから安全、化学物質だから危険と振り分けることはできないのです!

今回お伝えしたいことは、天然、人工に関わらず、体に害のあるものは使わないことが素材選びで大事な価値観だということです

無添加住宅では、「天然、人工にかかわらず、無害なものを使います」とうたっています。

自然素材というイメージだけで選ぶことはとても危険です。共に住まれるご家族のためにも、素材選びにはご注意ください!