コラム
ローン審査が通らない?

住宅ローンを利用するためには、金融機関による審査をパスしなければいけません。
住宅ローン審査に通る・通らないという審査基準はどうなっているのか気になりますよね?
そこで今回は、住宅ローンの審査基準についてのお話です。
住宅ローンの審査は「事前審査」と「本審査」の2回ありますが、
今回は仮審査の際にどのようなことをチェックしているのか、審査に落ちる理由や対策を解説します!
まずは住宅ローン審査の流れを説明します
住宅ローン審査は、本申し込み前の「事前審査」と、本申し込み後の「本審査」の2回行われます。
・事前審査は、物件購入の申し込み段階で実施。
事前審査にかかる日数は金融機関によって異なり、1日〜1週間程度が目安。
インターネットで必要事項を記入して、すぐに結果がわかる金融機関などもあります。
・本審査は不動産の売買契約締結と同時に申し込みます。
事前審査よりも細かくチェックをするため、さまざまな証明書類を提出し、1〜3週間ほどの日数がかかることも。
審査に通れば金融機関と住宅ローンの契約を結び、物件の引き渡し日に住宅ローン融資実行(=残金決済)となります。
住宅ローン審査では「借入金をきちんと返済できるのか?」という点をチェックされています。
いい換えると、住宅ローンの審査に落ちてしまうのは「ローンを完済できるか怪しい」「この物件が担保ではこの金額は融資できない」と判断されてしまうケースです。
住宅ローンの事前審査について、審査基準や必要書類を確認していきましょう。
事前審査の審査基準や通らないケース
事前審査では本人の返済能力と、物件の担保価値が物件の融資金額に足りるかどうかを判断します。
チェックされる審査項目と、それぞれどんなケースだと通らないことがあるのかみていきましょう!
・契約者の現在の年齢と完済時の年齢
住宅ローンでは契約者本人の年齢が審査の対象です。
現在の年齢だけでなく、ローン完済時の年齢も確認し、長い期間のローン返済に問題がないかを判断します。
借入時の年齢の下限や完済時の年齢の上限は金融機関や商品によっても異なります。
20代は長期のローンを組みやすいため借りやすいといわれていますが、状況によっては収入が不安定だと見なされる場合もあり、金融機関から融資の対象として信用を得にくいケースも。
完済時の年齢についても「80歳未満」など上限を設けているケースがほとんどで、借入時の年齢によっては制限内に完済できるように借入期間の短縮が必要です。
・健康状態
金融機関のほとんどは、住宅ローンを組むときに団体信用生命保険(団信)への加入を必須の条件にしています。
団信は住宅ローン返済中に加入者が死亡するなどして完済できなくなった場合に、保険金でローン残高を完済できる重要な保険です。
ただし、疾病を抱えていたり、生活習慣病のリスクが高かったりする場合は、団信に加入できず、住宅ローンの審査に通らない可能性も。
このような場合は、住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携して融資を行う「フラット35」を検討してみるのも良いでしょう。
フラット35であれば、健康上の理由で団体信用生命保険に加入できない場合も、条件を満たせば融資が受けられます。
・年収・勤務先・勤続年数
住宅ローンは、当然ながら全額返済できるほどの収入がなければ組めません。
そのため、本人に安定した収入があるかどうかを現在の勤務先の年収や勤続年数などから審査されます。
年収が少ないのに高額の融資を希望する場合や、転職したばかりで住宅ローンを申し込む場合には審査に通らないこともあります。
収入に見合わない高額の融資を申し込む前に、頭金を多く用意して借入金額を減らすなど、審査に通るよう工夫が必要です。
共働きであれば、夫婦の共有名義で住宅ローンを申し込むという方法もあります。世帯年収で判断されるので、審査が通りやすくなります。
・物件の担保価値
万が一途中で住宅ローンを返済ができなくなった際には、担保物件を売却して残金を回収するため、担保にも相応の価値が必要となります。
住宅ローンで担保となるのは、購入する土地や建物といった不動産です。
購入するのが中古住宅で築年数が古い場合や借地権が設定されている場合などには、担保評価額が下がりやすくなります。
物件の担保価値に見合わない高額融資を希望すると、審査に通らなくなることもありますよ。
・返済負担率
返済負担率と税込年収に対する年間返済額の割合です。
一般的に20〜25%程度が無理のない返済負担率といわれており、返済負担率が高くなるような金額の融資を受けようとしても審査には通りません。
住宅ローンの審査では、自動車ローンや教育資金といったほかのローンの返済額も合算した返済負担率がチェックされます。
そのため、自動車ローンを返済している最中などは返済負担率が上がってしまうので、現在のローンを完済してから住宅ローンの審査を申し込みましょう。
・個人信用情報
個人信用情報とは、いままでの借金滞納などの履歴です。
クレジットカードの返済遅延や携帯電話の分割支払い遅延などの履歴が残っていると、内容によっては審査で不利になるケースもあります。
個人信用情報は信用情報機関へ問い合わせて確認することもできるため、住宅ローンを申し込む前にチェックしてみてくださいね。
個人信用情報は、シー・アイ・シー(CIC)などで確認ができます。
少しでもローン審査に不安のある方は、お気軽にフレックス唐津までご相談ください。
お問い合わせいただければ、ゴールデンウィークにもご対応させていただきます!